パーソナルトレーニングにおける食事管理の内容とメリットとは？詳しく解説

食事管理とは

食事管理とは、食事による摂取カロリーや栄養素のバランスを考えて、トレーニングとの相乗効果を狙っておこなわれるもののことです。トレーニングの目的は、ダイエットや筋肉増強などさまざまですが、トレーニングだけでは十分な効果を得られない可能性があります。たとえばどれだけ負荷や頻度の高いトレーニングを行っていたとしても、欲望のままに好きなものを好きなだけ飲み食いしてしまっては、台無しにしてしまうことになるでしょう。摂取するカロリーを押さえつつ、トレーニングによる燃焼で効果を出すことが大切です。

よくある間違った食事管理として、1日の食事を1回だけにしたり、特定の低カロリー食品だけしか食べなかったりなどが挙げられます。たしかに効果という意味では意味がないわけではありません。しかし、長期的な観点で見たり健康への被害を考えたりすると間違いとなります。トレーニングによって健康な体を手に入れようとしているにも関わらず、かえって健康を害する結果になってしまいかねません。

正しい食事管理をすることが重要となります。食事の回数や量を極端に減らすのではなく、適切な状態へと正すというイメージです。いつの日かトレーニングの習慣がなくなってしまったとしても、食事管理が徹底されているだけで体型の急激な変化を防ぐことが可能となります。意味のあるものですので、トレーニングをする際には同時に行うべきものです。

パーソナルトレーニングにおける食事管理の内容

気になるのは実際に食事管理がどのような内容で行われるのかという部分ではないでしょうか。ジムやトレーナーによって異なることもありますが、基本的には以下の内容となります。

タンパク質重視

たんぱく質は人間にとって欠かすことの出来ない栄養素の一つです。筋肉にとっても不可欠ですので、トレーニングとセットでの食事管理の際には高タンパク食を重視する傾向にあります。基準となる推奨摂取量としては、体重×0.8gです。トレーニングをしている方ですと若干増えて、体重×1〜2gとなります。たとえば体重が60kgの方ですと、トレーニングをしているのであれば60〜120gという計算です。少ないように思えるかもしれませんが、無意識に摂取するとなるとなかなか難しいのです。そこで高タンパク食を取り入れることで無理なく推奨量の摂取を実現します。

糖質制限

糖質制限には脂肪増加の原因となる血糖値の上昇を抑えたり、カロリーを減らしたりなどの効果があります。ダイエットの手段として代名詞と言えるほど有名ですので、まずは糖質制限から始めようとする方も少なくありません。しかし、パーソナルトレーニングの食事管理においては、実施するケースとしないケースで分かれます。糖質制限を行うことで、暴飲暴食をしてしまうなどのデメリットもあるため、安易に取り入れるというわけではないのです。

献立のチェック

一般的な食事管理では、栄養素ごとの1日に摂取すべき量などを伝えた上で、トレーニングをする方がご自身で献立をくみたてます。毎食の献立の詳細をトレーナーに共有することで、カロリーと栄養素を正しく取れているかのチェックを行うことが大切です。

パーソナルトレーニングでの食事管理のメリット

効果が向上する

食事管理によってトレーニングの効果は向上します。摂取カロリーによっては、同じ消費カロリーのトレーニングをおこなったとしても効果には明確な差が生まれます。せっかくトレーニングをしているにも関わらず効果が弱くなってしまうのは不本意でしょう。効果を無駄にしないばかりか向上させることが可能というのは最大のメリットと言っても過言ではありません。

パーソナルトレーニングには真面目に取り組むことが大切

パーソナルトレーニングにおける食事管理はトレーナーの方におまかせすることが可能です。ご自身に知識がなかったとしても適切な食事を実践できるというのはとても素敵なことでしょう。しかし、トレーナーの方ができるのはあくまでも提案だけで、実際にそのとおりに実践するかどうかはあなた次第となります。

ついつい誘惑に負けてしまったとしても、たとえばトレーナーへの共有内容を操作することで指摘を避けることは可能です。食事を我慢することは辛いことですが、トレーニングを無駄にしてしまうのは最もあなたにとって望まない結果となるでしょう。真面目に取り組むことによって、はじめて食事管理の効果が現れるのです。

まとめ